アレルギーって怖い?

卵の話です。

三大アレルゲンの話の一つに卵とアレルギーの関係について注目されているのはごんじでしょうか?
子どもが小さいころ、病院を三件ほどまわりました。その時に、毎回検査されるのですが、その内容は卵、牛乳、その他に反応するかどうか調べるため三カ所ほど蚊に刺されたようなふくらみにしたところに薬をつけて反応を見ていました。子供は当時卵に反応し、しばらく半熟の卵は食べませんでした。

アレルギーって怖い?アレルギーコラム

 

実は、赤ちゃんに対して卵をどうたべていけばいいかを教えてくれるものがありました。大勢の患者さんがいる中で原因は卵ではという疑いがもたれるようになりました。そこで、実践してみて分かったことがあったという例がありました。

 

 

一人目の子にアレルギーがでたというお母さんに次の子が授かったときの実践です。妊娠八か月から卵をやめてもらい、出産後は授乳期間中の八か月までは一切たべるのを中止してもらったそうです。もちろん、赤ちゃんの離乳食にも一切卵はつかわなかったそうです。

 

卵に関しては一切卵を使わないことを徹底されました。こういうケースを何例か五年間経過観察した結果、一人目の子どもさんがアレルギーを持つ場合の二人目の子供さんが




 

二歳までに90パーセント発病し、気管支ぜんそくが5歳で90パーセント発病していたのが、二分の一から四分の一に減少したとの結果が出たそうです。実は、六十年前までの母子手帳を調べたところ1952年までのものには、生後八カ月までの赤ちゃんには卵を離乳食には使わないようにと記載されていたようです。

 

それが、よく1953年の母子手帳には7か月までと訂正されて、1954年からはなんと一切記入されていないということだったそうです。昔の人は食文化の中で積み重ねてきた生活の知恵で乳児に卵が良くないことを知っていたのか、日本人の食文化の歴史を調べたくなるような話です。昭和20年代ぐらいまで、卵はあまり食卓へは上る食品ではなかったようです。

 

一個の生卵を兄弟で分け合って食べてたり、卵焼きは正月やお祭り、子供の運動会や遠足などはれの日の定番だったようですね。また、病人に食べさせるなど、滋養があるとして使われていたようです。

 

アレルギーって怖い?アレルギーコラム

 

ところが、戦後の輸入によって、また欧米からの栄養学をもとにしたもので、長年守り伝えられた日本の食文化の転換期を迎え、和食より洋食が優れていると考え方がかわっていきました。

 

今は欧米人が健康になるため、和食を好んで食べているんですもんね。